求む! きのこ標本!!

(独)国立科学博物館 植物研究部 細矢 剛

 皆さん、こんにちは!おかげさまで、昨年のシーズン中、菌類展の標本は順調に集まりました。通称“菌類展”は「菌類のふしぎ−きのことカビと仲間たち」と正式に決まり(開催期間:H.20.10.11〜H.21.1.12)、早速「もやしもん」が宣伝してくれました。まだ先のようにも思いますが、実はもうすぐそこです。9月末には会場設定、プレス公開。樹脂含浸標本には2ヶ月を要しますので、7月の半ばをもって標本収集は終了しなくてはなりません。現在までに完了した品目数は280点(重複や最終的に使えないものも含まれますが)!これも皆様のお力のおかげと感謝申し上げます。つきましては、ここでさらに、皆様にお願いです。引き続き、春と夏のきのこの収集をお願いします。種類は問いません。大型のもの、形のよいもの、多く採れるもの、地域の固有種などがあれば、グーです。特に、リストのものは、要チェックです。春はやはりチャワンタケが中心でしょうか。まずは、ご一報下さい。--- 2008年4月13日 ---
指名手配リスト(欲しいきのこ) 手配終了リスト(充足されたきのこ)

【採集・送付手順】

  1. 1. 採集物は、ユニパックなどのビニール袋に入れ、名前を表面に記載する。きのこに直接新聞紙やアルミホイルなどを巻かないようにしてください(冷凍処理後、とれなくなってしまいます)。
  2. 壊れないように、コケなどをクッションにしてパッキングする。
  3. 着払い、クール宅急便(冷凍)にて送付する[冷蔵ではありません。冷凍はご家庭の冷蔵庫で十分です]。
  4. 送付前に、下記にご一報いただけると助かります(場合により、業者直送をお願いすることがあるためです)。

▼送付先はこちら▼

〒 305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1
(独)国立科学博物館 植物研究部 細矢 剛 (ほそや つよし)
TEL:   029-851-5159(代表)  029-853-8973(直通)
FAX:    029-853-8401
E-mail:  hosoya@kahaku.go.jp

【ご注意】

  • 展示用途の標本は、形の美しさ・典型的なこと、が重要です。割れたり欠けたりしないようにご注意下さい。
  • 地面から発生するものは、泥や枯れ葉などを落としてください。かさの表面などはぬめりによって、ゴミが付着しやすいので注意してください。
  • 木材などの基質から発生しているものについては、基質も一緒に採集していただけると助かります。自然界から切りとられた状態の個体ではなく、生育環境も示すことができ、展示物も豪華に見えます。
  • 形の上で、非典型的なものは特に意図がない限り採集にはおよびません。
  • 一個だけでなく、複数の個体や、様々な成長段階の個体があると大変助かります。