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[標本番号:No.774   採集日:2009/10/10   採集地:秋田県、鹿角市]
[和名:サンカクミズゴケ   学名:Sphagnum recurvum var. brevifolium]
 
2009年11月19日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(a) 植物体、(b) 採取標本、(c) 開出枝と下垂枝、(d) 茎と茎葉、(e) 茎の表皮、(f) 茎の横断面、(g, h) 茎葉、(i) 茎葉上部、(j) 茎葉中央、(k) 枝の表皮、(l) 枝の横断面

 秋田県鹿角市のふけの湯から続くハイキングコースにはいくつかの小湿地がある。そこで採取したミズゴケを観察したところ(alt 1080m)、どうやらハリミズゴケ節 Sect. Cuspidata のサンカクミズゴケ Sphagnum recurvum var. brevifolium だと思われた。サンカクミズゴケは一昨日にもアップしたばかりなので、ここでは文字による記述はやめて、画像写真だけを列挙することにした。
 
 
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
(s)
(s)
(t)
(t)
(u)
(u)
(v)
(v)
(w)
(w)
(x)
(x)
(m, n) 開出枝の葉、(o) 開出枝の葉:背面上部、(p) 同前:背面中央、(q) 同前:腹面上部、(r) 同前:腹面中央、(s, t) 枝葉の横断面、(u) 下垂枝の葉、(v) 同前:背面上部、(w) 同前:背面中央、(x) 同前:腹面中央

 開出枝でも下垂枝でも、そこについた葉の横断面で、葉緑細胞はいずれも二等辺三角形で背側に広く開いている。多くの枝葉では腹面側には葉緑細胞は開いていないが、切断部位によっては、腹面側にも達している。