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[標本番号:No.1167   採集日:2017/03/28   採集地:栃木県、宇都宮市]
[和名:ヤマトフタマタゴケ   学名:Metzgeria lindbergii]
 
2017年4月1日(土)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(a) 植物体、(b, c) 標本:乾燥時、(d, e) 標本:湿時、(f) 一個体:カリプトラをつけている、(g) 葉状体の背面、(h) 腹面:雄枝が多数ついている、(i) 雄包膜?、(j) 中肋付近の断面、(k) 翼部の断面、(l) カリプトラ、(m) カリプトラの毛、(n) カリプトラの横断面、(o, p) カリプトラ表面の毛、(q) 葉身細胞

 宇都宮市の戸祭山緑地でいくつかのコケを採取した。一つは樹幹にベールのように張り付いていたヤマトフタマタゴケだった。久しぶりにフタマタゴケの仲間を顕微鏡で覗いてみた。
 乾燥すると何ともみすぼらしい姿になるが、湿気を与えた途端に緑色半透明状態の鮮やかな姿に変身する。コケは長さ1〜2.5mm、幅0.6〜1.2mmほどで、非常にもろく簡単に千切れてしまう。カリプトラの表面は多数の長い毛に覆われている。毛は単細胞で壁はやや厚い。葉身細胞にトリゴンも油体もなく、細胞壁は平滑で薄い。腹鱗片の様子はよくわからなかった。