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2006年11月7日(火)
 
コケの生態写真
 
 これまで持ち帰って詳細に観察してみた蘚苔類はたかだか60件程度に過ぎない。このうち、たまたま、観察結果の映像を残したものだけを「観察覚書」としてアップしているわけだ。これまでのところコケを採取したり、撮影したりすることを第一目的に出かけたことはない。
 いまのところ、仲間がいないこともあるが、きのこ観察で忙しく、出かけるといえばきのこ観察、自宅で観察するものといえば、きのこばかりである。コケはそれらのついでに採取してくるばかりである。それも、きのこで出かけた周辺で、たまたま見かけて「同定できるかもしれない」「何となく興味深いすがたをしている」といった単純な理由で持ちかえることになる。
 したがって、きのこ撮影のついでにその近くのコケを撮影したものが残っているだけだ。いまだコケについて、科や属の特徴などが全くわかっていない。だから、特徴を捉えた生態写真を撮ることができない。特徴が表現されていないコケを撮影しても面白くない。
 そんなこともあって、「観察覚書」には生態写真がないものがある。これが最近困ることになってきた。覚書に記すつもりで、発生環境などを思い出そうとしても、時間が経ってしまったものについては、正確に復元できない。文字だけで表現しきれないものというのは意外と多い。これでは、観察するまえにデータ不足ということになる。
 原則として、持ちかえるものは観察することになる。どうせなら、ていねいな生態写真をとっておくに越したことはない。でも、それには最低二つの条件が必要となる。一つは上記でも触れたように、そのコケの特徴を知っていること。今ひとつは撮影技術の問題だ。両者とも一朝一夕にできることではない。カメラにしてもきのこ撮影とは違った難しさがある。