2002年1月2日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
 早朝の見沼田圃に行ってみると、アラゲキクラゲ、エノキタケが相変わらずあちこちにでていた。エノキタケはこのところの乾燥のため干からびたものばかりだった。今日はハタケチャダイゴケ(a)だけしか撮影しなかった。このきのこはほぼ通年見ることができる。盃の中を気を付けてていねいに見ると(b)、ペリジオール表面に皺が寄っている。カラカラ天気のなせるわざだろう。このペリジオールを取り出して見る(c)と白いヘソの緒が畳まれてほぼ中央部についている。このヘソの緒をほぐして乾燥させてから撮影したのが(d)だ。湿っているときはかなりの粘性を帯びている。雨粒にうたれて盃の中から勢いよく飛びだしたペリジオールはこの部分を使って周囲の植物や動物などにしがみつく。この様子を雨の中でじっと観察していると、いつの間にか時の経つのを忘れてしまう。

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