2002年12月31日(火)
 
 千葉菌類談話会通信No.19が届いた。長尾英幸氏(筑波大学)による「うがい薬で調べる子嚢のヨード反応は?」が目に入った。メルツァー、ポピドンヨードを含む動物用消毒液、うがい薬の3試薬の比較結果を記したものだ。試料としてはチャワンタケ類を使っているが、結論としてメルツァー試薬の代替品としてうがい薬を利用できるとある。先に雑記(2002/12/212002/12/22)に書いたものとほぼ同様の結論である。こういったことが話題になること自体、アマチュアが如何に試薬の入手に苦労しているかの証でもあろう。
 配布された千葉菌の「通信No.19」は予算の関係で白黒だが、版そのものはオールカラーで作られている。PDF版の配布とWeb上でのHTML版公開を視野に入れての配慮であるという。今はまだ千葉菌HP上では未公開だが、早い時期に「通信」をバックナンバーも含めてWeb上で閲覧できるようになるという。海外の菌類関係の機関紙の多くはWeb上で閲覧できるし、国内でも、北方菌類フォーラム埼玉きのこ研究会など、会報・機関紙類をWeb上で公開(有料サイトが多いが)する機関・団体が増えてきた。これも時代の趨勢なのだろう。
 年末になって、久々にMac上での組版ソフトInDesignがらみの仕事が入ってきたのでおのずとふだんとは違ったところに目が行くようになっている。

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