2003年5月29日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
上段
ケヤキ樹下のもの
(2003.5.25)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
下段
ウメ樹下のもの
(2003.4.21)
 ケヤキに出るハルシメジ(a)とウメに出るハルシメジ(e)の胞子を比べてみた。上の段は2003年5月25日に武蔵嵐山町でケヤキ樹下にでたもの、下の段は2003年4月21日さいたま市のウメ樹下にでたものだ。(b)、(f)の胞子はカバーグラスに落としたものをそのままの状態でみたもの。(c)、(g)は水でマウントしたもの。(d)、(h)はそれぞれのヒダ切片を切り出したときのものである。
 ケヤキ樹下のものはウメ樹下のものに比べると小さく単生しているものが多いが、胞子に関しては逆にウメにでたものよりも少し大きめであった。いずれのハルシメジにもシスチジアは見られなかった。傘肉とヒダにグアヤクチンキをかけ20分ほど放置してみたが、両者とも青変することはなかった。ただ、ここで比較した両者ともにきちんと同定をしなかったので、どの種のハルシメジなのかははっきりしない。
 キシメジ科にはあまり関心がないので、種の同定まではやったことはないが、ハルシメジ(=春に出るentoloma)にはかなり多くの種類があるようだ。ツツジ樹下にも出るとの情報も得たが、これはまだ見たことがない。また、ヤマザクラ樹下にでたハルシメジについてはデータを失っており、比べることができなかった。

日( )