2003年6月15日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 早朝、久しぶりにさいたま市の秋ヶ瀬公園を歩いた。予想よりもきのこは少なかったが、ウッドチップからはハタケチャダイゴケ(a, b)がいたるところに発生していた。遊歩道の周辺にはキコガサタケ(c)、ムジナタケ(d)、ヒメヒガサヒトヨタケ節のきのこ数種類、ケコガサタケ属のきのこなどが出ていた。ウッドチップを積み上げた場所に近づくと黄色いきのこが多数でていた。キオキナタケだろうと思って近づくと、ベニヒダタケ(e, f)だった。
 
 
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 ベニヒダタケとムジナタケなどを持ち帰った。ベニヒダタケの胞子紋(g)はたちまちのうちにかなり堆積した。胞子は類球形(h)。完熟した成菌ばかりで若い菌が得られなかったので、ヒダ切片(i)切り出しはなかなか上手くいかなかった。ビチャビチャになってすぐに崩れてしまう。4回ほど試みてやっと何とか切り出すことができた。ヒダ実質をみると逆散開型(j)である。ひだ実質の周縁をみると担子器がビッシリと並んでいる(k)。すぐ脇にはフラスコ型やらボーリングピン型の側シスチジアが見られた(l)。それにしても、ウラベニガサ科のヒダ切片の切り出しは難しい。

 リンクページに少し手を入れた。実質的に機能していないものを削除したり、きのこオンリーでないものは [キノコがテーマのサイト] から、[キノコも楽しめるサイト] に移動した。

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