2003年6月17日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨日、仕事で東松山市(埼玉県)まで行ったので、ついでに周辺のきのこを観察してきた。小川町ではイッポンシメジ科のきのこはほとんど見られず、ダイダイガサ(a)、ヒメキクラゲモドキ(b)、シロホウライタケ(c, d)が目立った。他にはアセタケ属、チャワンタケ類があちこちに出ていた。ここではシロホウライタケの胞子(e)と担子器(f)だけを取り上げた。
 東松山市周辺では多くのきのこが見られたが、まだ夏のきのこはほとんどでていない。コガサタケ属、アセタケ属、ベニタケ属、モリノカレバタケ属、ホウライタケ属などが多く見られた。その中でも、ハタケコガサ(h, i)の大群落(g)にはあきれてしまった。20メートル四方の範囲に足の踏み場もないほど発生しており、それらの群落の中にはコガサタケ、ツヤマグソタケ、ハタケキノコ、シワナシキオキナタケ、フミヅキタケなども混じっていた。ハタケコガサの胞子(j)、担子器(k)、縁シスチジア(l)だけを取り上げておいた。それにしても、コガサタケ属のシスチジアは面白い形をしている。そしてサイズもとても小さいので、200倍程度では存在すら気づかない。
 今回はややこしいものばかり、10種以上も持ち帰ってしまったので、今朝になってもまだ検鏡が終わらない。昨夜はとうとうプレパラート作りが酒の肴になってしまった。ホコリタケにいたっては焼酎でマウントしてしまった。ハタケコガサとコガサタケにいたっては先ほどやっと一段落したばかりだ。これからの季節、適当に見て見ぬ振りをしないと身がもたない。あぁ〜、眠い。

日( )