2003年11月8日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
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(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日千葉県房総半島内房の浜辺と外房九十九里浜の北部を歩いてきた。富津市の新舞子浜で念願のコナガエノアカカゴタケ(Simblum sphaerocephalum)(a, b)にようやく出会うことができた。ここは、1993年6〜10月に飯塚茂明氏によって国内で初めて発生が確認されたところである。しかし、それ以降ずっとこの地では発生の確認はされていなかった。
 発生場所は砂浜でも背丈の低い海浜性植物が生え始めるあたりであった。出会えたのは1個体だけだったが、発生したのが前日らしく柄の部分がやや老朽化し始めていた。さらに頭部のカゴの部分がとても大きく色も黄橙色であり、これまでよくみてきたものとはタイプがやや違う。
 この浜では新たに2ヶ所でナガエノホコリタケ(c, d)の発生を確認することができた。つい最近発生したばかりらしく、頭部にまだ孔口が開いていないものが目立った。
 外房野栄町の浜では、ウネミケシボウズタケ[仮](e, f)が出始めていた。ここは10月20以降も毎日少しずつ新しい個体が発生を続けていたものと思われる(雑記2003.10.21[その2])。
 撮影や採取は全くしなかったが、砂浜にはスナヤマチャワンタケの姿がやたらに目に付いた。また、砂浜ではハラタケ類、アセタケ類、フミヅキタケ類がいくつも観察された。カヤネダケにも久しぶりによくであった。

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