2003年11月13日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 今朝は見沼の公園から持ち帰ったコザラミノシメジ(a, b)を覗いて楽しんだ。胞子を水だけでそのまま覗いてみても、ざらざらの実(胞子)がよくわかる(c)。メルツァーで染めるとザラザラ部分が青く染まる(d)。胞子観察はメルツァーのみで十分なのだが、フロキシンで染めて遊んだ(e)。
 ヒダ切片を低倍率でみても大き目の側シスチジアを持つことがよくわかる(f)。水でそのまま倍率を上げると先端は結晶に被われている(g)。これまたフロキシンで染め直した(h)。見えるものは変わらないが、目の疲れがずいぶん違う(i)。しばらく放置しているとフロキシンがしっかり浸透して胞子も担子器もすっかり濃いピンク色に染まってしまった(j)。
 今朝の作業は観察ではなく、完全に遊びである。撮影こそしなかったが、いろいろな食紅類やコットンブルーなどで染色して楽しんだ。コザラミノシメジは今の時期ウッドチップなどを敷いた公園などではかなりの頻度で発生するようだ。特に変わった特徴をもっているきのこではないのだが、ミクロの姿は実に豊かな個性を感じさせられる。

日( )