2003年11月17日(月)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 顕微鏡観察にスライドグラスとカバーグラスは不可欠の品だが、これらは消耗品とされている。しかし一度っきりで捨ててしまわず、スライドグラスは7〜8回ほど使っている。カバーグラスは油浸オイルを使ったものは廃棄し、そうでないものは数回使い回している。汚れたスライドグラスやカバーグラスが沢山溜まると、洗うのが大変になる。だから、使用済みのグラスは直ちに中性洗剤入りの缶に放り込んでしまう。これは2週間に一回くらいの頻度で洗う。
 洗浄に当たっては韓国製の超音波洗浄器(a)を使っている。そのままカバーグラスをごちゃごちゃにして放り込むと、ガラス面同士が密着してしまい、汚れが落ちない。当初は釘などを利用してガラスが密着しないように互い違いに置いたりしてみたが、どうにも具合が悪い。超音波の作用でガラスが動いて結局密着してしまう。そこで針金を折り曲げて支えを作った(b, c)。
 カバーグラスも密着防止のために、小さな剣山を流用している(d)。針の間にカバーグラスを挟むようにして置くだけだが、結構使える。乾燥するにもこれらの小道具は結構役立つ。布巾などの上に小道具を置き、そこに縦にガラス類を置いておくと一時間ほどで乾燥する(e)。
 スライドグラスの密着防止のため、当初は金属製の櫛の歯の間にスライドグラスを挟んで使っていたが、結局園芸用針金を折り曲げたもの(c)に落ち着いた。しかし、さらによい工夫をしたり適切な道具を作って利用している人がかなりいるのではないかと思っている。

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