2004年2月1日()
 
(a)
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(c)
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(d)
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(e)
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 昨日までの2日間、雪の温泉地ではきのこの仲間に出会うことはなかった。すべてが雪の下、そして材上生の硬質菌もすっかり雪をかぶっていた。
 一昨日の雑記で書いたきのこ(学)の基本書(英語文献)2点についての補足である。
(1) D.L.Largent 他 "How to Identify Mushrooms to Genus" のシリーズ(a〜d)
 大学に入ったばかりの学生さんが対象となるシリーズと、かつて紹介された著名な教科書。対象はハラタケ目きのこ。第一巻(1986年刊)はマクロ的形態に関するもの、第三巻(1977年刊)は顕微鏡下のミクロ的形態に関するもの。出版は古いが内容はほとんど陳腐化していない。
(2) O.K.Miller 他 "Gasteromycetes: Morphological & Developmental Features"(e)
 伝統的に腹菌類と呼ばれてきたきのこについての、最も定評ある著名な初心者向け教科書。これも刊行は1988年と古いが、基礎概念がとてもわかりやすく説明されている。これを読むと腹菌類についての総合的な概念がつかめる。
 いずれも比較的薄い本で、高校初年級の英語で書かれており、価格は各々2,000〜4,000円。佐野書店やネット上の書店から購入できる。今日現在、上記(d)は版元品切れのようだが、(a)〜(c)、(e)は入手可能だ。

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