2004年2月25日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 ここ数日急激に気温があがり、日曜日はまるで5月の様であった。このところずっと雨らしい雨こそ降っていないが、きっとアミガサタケの赤ん坊に遭えるだろうと思って、そっと落ち葉をどけてみた。トガリアミガサタケの小さな幼菌が顔を出していた(a, b)。そこから数メートル離れた部分にも先端が尖ったかわいらしい姿の幼菌があった(c, d)。場所はさいたま市。
 これらはいずれも高さ4〜6mmほどで、頭部はまだ心持ち未分化の状態である。出会った中で最も大きなものは高さ10mmほどである。これを静かに掘り出した。柄の根本に頑固にしがみついている泥を落とそうとして、脆い柄の根本近くで折ってしまった(e)。
 それにしても、昨年は3月5日なってようやく背丈2mm程度のものが見られた(雑記2003.3.5)のだから、今年の発生は2週間ほど早い。きっと都内(雑記2003.3.7)とか神奈川以西ではもっと大きく育っていることだろう。いよいよ盤菌の季節が始まった。
 ちなみにこれらのアミガサタケ類は、堆積した落ち葉をそっと上から静かにどけて見つけたものであり、落ち葉を持ち上げて頭を現すのはまだまだ先のことだろう。

日( )