2004年2月28日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 千葉県外房の砂浜にはドングリタケの仲間が多い。先日(2月25日)も10分ほど歩く間に7〜10個体ほどに出会った(a)。小さな個体(a 左側)と大きな個体(a 右側)との間には、径で3倍以上もの開きがある。色味も白っぽいものから暗褐色まである。
 現地でただちに、車載の簡易顕微鏡でみた(b)。いずれの個体もほぼ同じでミクロ上での差異は感じられなかった。そこで同一種と判断して、同じケースにゴチャゴチャに混ぜて持ち帰った。自宅のテーブルで紙の上に広げてみるとやはり大きさのバラツキが気になった。
 今朝念のために、大きな個体と小さな個体で、両者の弾糸と胞子を比べてみた。コットンブルーで染めると、大型個体(c, d)には、弾糸に染まり方の違うものがあった。小型個体(e, f)の方はさほど顕著ではなかった。ほかには両者に有意差は感じられなかった。

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