2004年3月14日()
 
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 関東地方では、今年のアミガサタケは全般的に小振りのようだ。昨日さいたま市で観察したトガリアミガサタケ(a〜d)は、いずれも例年の同時期のそれよりもかなり小さい。さらに発生数もとても少ない。やはり少雨がかなりたたっている様子だ。発生そのものは2月25日と早かったが、その後の成長はあまり芳しいものではない(雑記2004.2.25)。
 昨日撮影していると、すぐ近くでポリ袋をもった老紳士がしきりにアミガサタケを採っていた。小さなものばかりだ。小指の先ほどの小さなものも手当たり次第に採る。たずねてみると、「孫への土産だよ。いつも3月10日ころにくるんだ。今年は少ないね。」という。
 ここ数年発生数が急激に少なくなったと感じていたが、何となく納得したような気持ちになった。撮影した個体はいずれも落ち葉の下に隠れていたものばかりで、大きなものでも8cmほどしかない。ちなみに、川口市ではまだ全く見ていない。

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