2004年3月28日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 このところやっと雨らしい雨があったので、さいたま市でもようやくトガリアミガサタケ(a〜d)が最盛期を迎えている。8〜16cmほどに育ったトガリアミガサタケのなかには、自重のために頭をペコリとさげたものもあった(c)。数本を採取し、そのうちの2本から子嚢盤を切り出して(d)、カバーグラスの上に30分ほど放置して、落下胞子をフロキシンで染めて見た(e, f)。
 いつ見てもアミガサタケ属の胞子は愛嬌があって楽しい。それは、胞子の長径の両端に小さな粟粒状の気泡が多数群がっているからのようだ。他の子嚢菌でこういった特徴を持ったものはないように思う。これをKOHでマウントしてからフロキシンを注ぐと、胞子の内容物がきれいな赤紫色に染まる。しかし、だからといって新しい情報を得られるわけではない。

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