2004年5月14日(金)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 日光のテンガイカブリタケはちょうど今の時期が最盛期らしく、非常に多数の個体を観察することができた。背丈13cmほどに大きく育ったものから、地表に頭部をやっと出しはじめたばかりの幼菌まで、一通りの成長段階のものがいくつもでそろっていた(a〜e)。テンガイカブリタケの子実体を縦に切断してみると頭部と柄とのつながり具合がよくわかる(e)。やっと柄が伸びてきたばかりの幼菌(d)では子嚢胞子が未熟でサイズもかなり小さい。
 十分に成熟した個体の頭部を切り出した(g)。子嚢胞子が大きいので、400倍で見るのがちょうどよい(h)。メルツァー液を加えると側糸が濃い茶褐色にそまる(i)。フロキシンでも側糸の内容物はよく染まる(j)。念のために油浸100倍レンズを使って覗いてみた。水でマウントしたもの(k)で子嚢先端付近をみたので、メルツァー液を加えたものでは側糸先端付近をみた(l)。
 散生するテンガイカブリタケの群れの中に、頭部がまるでトガリフカアミガサタケを思わせるようなものがあった。サイズもひときわ大きい。持ち帰って検鏡した高橋 博氏によれば、胞子サイズが極端に大きく、オオズキンカブリに間違い無かろうとのことだった(f)。氏の手になる検鏡写真をみたがまず間違いない。きっと大型連休中に最盛期をむかえていたのだろう。

日( )