2004年7月8日(木)
 
清水の舞台
 
 清水の舞台から飛び降りた。川村清一著「原色日本菌類図鑑」全8巻(1954-55年, 風間書房)を購入してしまった。9万8,000円也。久しぶりの都内神田神保町古書店巡りの結果である。
 一昨年も買おうかどうしようかと迷って結局購入には踏み切れなかった。このときの価格は全8巻で14万円也であった。昨日たまたま二ヵ所の古書店で、川村清一の同一シリーズが出ていた。T書房では先月同様14万円である。一方、数日前に入荷したというM書店では10万円を切っていた。現在、ネット上の相場は全8巻揃いで15万円強である。
 伊藤誠哉著「日本菌類誌」2巻5号(1959,養賢堂)は3万円を超えていた。さすがにこちらまでは手が回らなかった。これもまた数日すると棚から消えてしまうことだろう。
 菌類関係の文献があるていど整備された場所は国内では数えるほどしかない。そういった環境は遠方だったり、部外者の利用が難しかったりする。今後とも高価な古書や海外の文献購入にかなりの出費を強いられることになるのだろう。

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