2004年9月9日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
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 すでにご存知の方もいると思うが、大ちゃんこと大作晃一氏と吹春俊光氏による「きのこワンダーランド」という楽しい本が山と渓谷社から出た(a)。特筆すべきはその写真の美しさである。これまでに国内で出版されたきのこ関係の書籍はかなりの数になる。しかし、ここまで美しいきのこの写真を掲載した本はなかった。さらに大きな特徴としてほとんどすべてのきのこの写真が原寸大でとりあつかわれている。小さなきのこはそれなりに(b)、巨大なニオウシメジはごく一部しかページに納まりきらない(c)。マユハキタケとコウボウフデがすぐ近くに並んでいるのもうれしい。
 難しい漢字には読み方もふってあり、小学生から専門家までたっぷり堪能できる内容に仕上がっている。電子顕微鏡による胞子写真もあれば(d)、大ちゃんお得意のパスタのページまである(e)。メルヘンの世界へ誘ってくれる親しみやすい文章は、いかにも吹春さんらしい。きのこに関心の無かった人でも、この本を見たらたちまち引き込まれそうである。お薦めである。
 今夜は外泊するので、10日の「今日の雑記」は夕方にアップするか中止になりそうだ。

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