2004年9月25日()
 
光らないツキヨタケ
 
 昨日(2004.9.24)の読売新聞の夕刊一面に、発光するツキヨタケの美しい写真が掲載された。青森の手塚 豊さんの撮影した写真である。夜、ほのかに青白く怪しい光を放つが、採取して3〜5日ほど経過すると、発光現象が極度に弱くなったり、ほとんど光らなくなる。
 一昨年、日光のミズナラ倒木や立ち枯れから採取したツキヨタケは、持ち帰ったその夜、すでに光らなかった。若い個体から成菌、そして老菌まですべてにおいて発光は全くみられなかった。しかし、深く考えることなくすっかり忘れてしまっていた。
 つい最近日光でミズナラから発生したツキヨタケの大群生にであった。10数個体を採取して、帰宅後直ちに真っ暗な中で確認したのだが、いずれも全く光らない。そこで一昨年日光でミズナラにでていたツキヨタケのことを思い出した。どうやらツキヨタケにも光らないタイプがあるようだ。そういえば、アミヒカリタケにも光らないものがあった。さらに、伊豆半島でかつて採取したシイノトモシビタケにも光らないものがあった。

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