2004年10月23日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今朝は日光で採取したオドタケ(a〜d)を観察した。ミズナラの倒木から発生していた。これまで何度かオドタケをみているが、ここまで成長してなおかつ新鮮な株は初めてだった。脆くて崩れやすいきのこだ。切断してみると柄は中空である(e)。
 何枚かヒダを切り出してみたが、縁シスチジアも側シスチジアも見あたらない(f)。縁をさらに拡大して縁シスチジアの存在を確認したがやはりみあたらない(g)。水だけでマウントすると、小さく透明な胞子はとても見づらい。胞子はアミロイド(h)。フロキシンでも染めてみた(i)。ヒダ実質は特徴的で、細長くストローのような細胞が並行に並んでいる(j)。担子器はとても細長い(k)。傘肉やヒダなどの組織にはクランプがみられる(l)。
 ちなみに、オドタケは東北の一部では美味しいきのことして知られているという。

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