2004年11月4日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨日午後久しぶりにさいたま市見沼区にある公園に行ってみた。相変わらずヒトヨタケの仲間数種、シロフクロタケ、ツブエノシメジ、ツマミタケ、キツネノタイマツ、ツバナシフミズキタケ、ハタケキノコなどがあちこちに見られた。久しぶりにウスベニイタチタケ(a, b)に出会った。
 今朝は昨日持ち帰ったウスベニイタチタケを覗いてみた。胞子紋は黒褐色、これを水と硫酸でマウントしてみた(c, d)。硫酸に浸すと胞子の内容物が発芽孔からはみ出してくる(d)。傘表皮を薄切りにしてみた(e)。表皮の組織は球形の細胞が縦に繋がっている(f)。その直下の傘肉の部分ではやや錯綜した状態で平行に菌糸が走っている。
 ヒダ切片を低倍率でみても側シスチジアと縁シスチジアが多数あるのが分かる(g, h)。縁シスチジアは水だけだと、とても見づらい(h)。そこでカバーグラスの脇からフロキシンを注いだ(i)。縁シスチジア(j)、側シスチジア(k)は薄膜でボーリングのピンを思わせるものが多い。担子器の基部にはクランプは見られなかった(l)。

日( )