2004年12月2日(木)
 
顕微鏡写真とデジカメ
 
 従来は顕微鏡写真を撮るというと、高価な専用装置が必要というのが常識だった。しかも三眼鏡筒を備えた顕微鏡でなければならない。したがって、顕微鏡撮影という行為はアマチュアにとってはかなり敷居の高いものだった。
 しかし、最近はデジカメの普及のおかげでこういった常識は崩壊しつつある。銀鉛フィルムと違って、現像などの経費は考えなくてもよい。したがって、ここ一番という場面に限定して撮影する必要は全くない。多数撮影してピントの合った映像だけを残せばよい。
 気楽に撮れるから、誰にでもすぐに顕微鏡写真が撮れるのかというと、やはりそれなりに条件が必要になる。また、顕微鏡撮影に適した構造のデジカメ、不適なデジカメというのはやはりある。別にNIKONに肩入れするわけではないが、やはり胴体部分が回転するCOOLPIXシリーズが適している。学術論文に掲載する顕微鏡写真としても十分通用する。
 残念なことに、このシリーズのデジカメは既に販売終了となっているので、これを入手するには中古市場に頼らねばならない。できれば、COOLPIX995の後継機を出してくれるとありがたい。形は似ているがCOOLPIX4500は995の後継機ではない。今日は900シリーズ専用の簡易アダプタを注文した(雑記2004.4.29)。数量がまとまると出費が痛い。無駄にならないとよいのだが。

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