2004年12月31日(金)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 先日茨城県ひたちなか市で採取したウネミケシボウズタケ(tulostoma striatum)を改めて撮影した(雑記2004.12.27)。既に26日のうちに顕微鏡を使って同定作業は終わらせていたが、その折りには撮影はしなかった。同定と記載だけでもかなりの時間が必要だ。
 ケシボウズタケの仲間は一般に外見だけから同定できる種はほとんどない。ウネミケシボウズタケは口孔部が房状で外皮がフリンジ状になって残るという特徴がある(a, b)。ほかにはこのような特徴を持ったものは少ないので、かなりの精度で外見からの判断があたっている。したがって、胞子(c, d)、弾糸(e, f)を観察するまでもなく、おおざっぱに見当をつけられる。

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