2005年1月28日(金)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 遠州灘の砂浜にはケシボウズタケ属(a〜d)、ドングリタケ属(e, f)のきのこが多い。25〜26日にかけて歩いた地域では、昨年10月から今年1月頃の発生と思われるミイラばかりではなく、比較的最近発生したもの(a)や、7〜8個がまとまって出ている幼菌(b)などもあった。
 フィルムケースや小型タッパウエアを各々数十個と、多数の紙袋を持って出かけたのだが(c)、容器の方はかなり不足をきたした。採集したサンプルは特定日ごと、採取地域ごと、さらに採取地点ごとに別の容器に入れた。一地域だけをみてもかなりの量となる(d)。
 これらの容器ひとつひとつについて、大まかに外見的特徴からいくつかのグループに分ける。次にひとつずつ検鏡して種レベルに分ける。この作業が思いの外面倒だ。新産種であれ、新種であれ、不明種であれ、これらの作業が終わらないと標本庫に納めることもできない。今朝は全体をとりあえずおおざっぱに分け採集票を添えて紙袋に入れた。

日( )