2005年2月5日()
 
COOLPIX9xxとリモコン
 
 顕微鏡撮影用のデジカメはいまだCOOLPIX950をメインに使っている。950まではリモコンが使えない。また、マニュアルモードで遠景(無限遠)にするとセルフタイマーが使えない。顕微鏡撮影ではしばしば、1/8とか1/15秒という状態での撮影が生じる。
 990以降の機種ならリモコンが使える。画素数も増え機能的にも改良されている。しかし機種を換えると、対物ミクロメータの撮影からスケールの作り直しなどの作業が必要になる。それが面倒で950を使っているというのが正直なところだ。
 じつは他にも原因がある。それは、リモコン装置に対する不満とモニタサイズのせいだ。リモコン装置を繋ぐと起動までに15〜20秒ほど待たされる。モニタのサイズは950までは2インチだったのが、990、995では1.8インチと小さくなってしまった。
 990を顕微鏡専用にする試みは何度かやった。エタノールでマウントしたプレパラートは時間勝負である。リモコンを繋いだ状態で起動を待っている間に、マウント液が蒸発してしまう。だから、プレパラート作成前にデジカメをスタンバイの状態にしておかねばならない。すると、リモコンがすぐにバッテリー切れを起こす。頻繁にボタン電池の交換となる。ところが、マイナス側接触部がヤワなため、簡単に壊れてしまう。
 でも現在の950が壊れたら、手持ちの990を顕微鏡専用機に回すことになる。その場合に、リモコンを使うだろうか。また、画像のきれいなOLYMPUSのCAMEDIAに乗り換えるという選択枝もあるが、当面はやはり使い慣れたCOOLPIXがよい。不満はあるが、やはり顕微鏡撮影機としてのCOOLPIX9xxは名機である。

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