2005年6月25日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(e)
(e)
(f)
(f)
 今日から4日間ほど自宅を離れ筑波で寝泊りするので、この間は「今日の雑記」はお休み。ノートパソコンとLANカードなどは持っていくので、もし、出先でネット接続環境が得られ、時間がとれて気が向いたら、[雑記] あるいは [戯れ言] の更新も可能かもしれない。
 今朝、筑波に出かける前に、スエヒロタケを覗いた(a, b)。最初にルーペで切断面をみると、傘側に生えた毛が肉の色と対照的に白い(c)。ヒダのプレパラートも作ったが撮影はせず、菌糸構造を確認した。硬質菌などの菌糸構造を確認するには「三種の神器」ともいえる3%KOHフロキシン消しゴムを使うと楽だ(雑記2003.9.20同2003.9.19同2003.9.18)。
 興味深いのは、この白い毛は隔壁を持たず厚壁であり、他の部分はすべて隔壁を持った原菌糸だけからなっている。miticシステムとしては結果的に2菌糸型ということになる。胞子はどうもうまく撮影できない(d)。バラしついでに担子器を確認すると基部にクランプがある(e)。なお傘肉やヒダの菌糸には頻繁にクランプがみられる(f)。

 筑波に出発の時刻になった。先の日光でのトガリアミガサタケをアップしておくことにした。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 先日の日光で出会ったヒロメノトガリアミガサタケは実に面白い姿をしていた。全般的に大きめの個体が多かった(a)。群れて発生しているものは少なく(b)、たいていはポツンと単生している。面白いことに、柄と頭部が直角に曲がった個体がとても多かった(c, d)。自重によるものか、風など外圧によるものか分からないが、さながら道標のようである。地面に這い蹲って出ているものもある(e)。まっすぐに伸び上がったものにも数十個体出会った(f)。
 しかし、学名のMorchella costata (Vent.) Pers.の取り扱いには困る。きのこ屋さんも「くさびら日記」で嘆いていたが、海外でこの学名に相当するのは、いわゆるトガリアミガサタケの仲間である。トガリアミガサタケの学名のMorchella conica Pers.に関しても、なんともやっかいな問題を抱えている。今は、学名の問題に深入りするのはやめにした。

日( )
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