2005年7月19日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 倒木からゼラチン質の塊状のきのこが出ていた(a)。ちょっと見たところはキクラゲの仲間にもズキンタケの仲間にもみえる。以前もアカキクラゲ科のきのこだろうと思っていたら子嚢菌ズキンタケ科のニカワチャワンタケだったことがある。
 胞子を見ると担子菌のものだ(b, c)。水でマウントしたときには気づきにくいが(b)、フロキシンで染めると胞子には3〜5つの隔膜がみえる(c)。圧倒的に3つの隔膜をもつ胞子が多い。隔膜の仕切が露骨に表現されている胞子もある。子実層を確認すると、アカキクラゲ科のきのこであることが分かる(d)。担子器は独特の音叉形をしている(e, f)。
 今回のきのこは、触った時の感触がプリプリしていて、子嚢盤を持つようにもみえ、しっかりしていたので、子嚢菌だろうと思っていた。調べてみたらキクラゲの仲間だったわけだ。

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