2005年8月6日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 近郊にまったくきのこの姿がない。そこで昨日に続いて、最近採取してまだ手元に残っているきのこについて顕微鏡写真をあらためて撮影した。
 今朝は富士山で採取したアシベニイグチである。持ち帰った2本のうち、一本からは胞子紋がほとんど採れなかった。大きい個体の胞子紋から得た胞子である(a)。子実層托(管孔部)の実質は並行型(b)、孔口部には縁シスチジア(d)が多数ある。管孔の切り口をみると側シスチジアも見える(c)。縁シスチジアも側シスチジアもサイズにはかなりのバラツキがあった。
 ちょうど側シスチジアと担子器が同一視野に入っている部分を撮影した(e)。最初水だけでマウントして見ていたがやはり見づらい。フロキシンで染めるとコントラストがはっきりして見やすくなった。傘表皮の観察には低倍率で十分だった(f)。

日( )
HOME