2005年10月22日()
 
(A) (B) (C) (D)
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(a')
(a')
(b')
(b')
(c')
(c')
(d')
(d')
ドライマウント
(a'')
(a'')
(b'')
(b'')
(c'')
(c'')
(d'')
(d'')
水でマウント
 先日森林公園で出会ったキノコには、外見だけでは同定困難なものがあった。今朝はそのうちから4種類の胞子を眺めてみた。いずれもカバーグラスに採取した胞子紋を見た。
 (A)はアセタケ属、(B)はキツネノカラカサ属、(C)、(D)はフミヅキタケ属。(c)は傘表面が強い粘性を帯びているが、老菌の姿は(d)とほとんど同じに見えるが、老菌でも傘表面の粘性は強い。一方、(d)は傘表皮に粘性はほとんどない。(a)はちょっとみたところ、オオキヌハダトマヤタケに、(b)はキツネノカラカサに、(c)、(d)はいずれもツチナメコに見えた。
 (a)は明らかにオオキヌハダトマヤタケの可能性は高い。もしキヌハダニセトマヤタケなら胞子はこぶに被われている。また、(b)は明らかにキツネノカラカサではない。キツネノカラカサなら胞子は十字形ないしクサビ形をしている。胞子をみただけで「違う」と断定できる。
 (c)と(d)は傘表皮の粘性の有無だけをみると別種のように思えるが、胞子からは差異は感じられない。雨でヌメリがすべて洗い流されたのかもしれない。同一種の可能性も否定できない。これはさらにヒダや傘表皮の構造をみないと何ともいえない。
 胞子だけをいくら比較検討してみても、一般的には、それだけで種の同定はできない。ヒダと傘表皮などの検鏡が必要となる。しかし、胞子だけでわかることも多い。

 今日は急遽これから新潟の海を歩いてくることになったので、明日の雑記はお休み。新潟泊。

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