2006年2月21日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 さいたま市秋ヶ瀬公園にはハンノキがとても多い(a)。樹下の落ち葉をどけるといたるところでハンノキのキンカクキンが姿を現す(b〜d)。今年は2月初めの頃から次々に発生しているのを確認しているが、撮影したり持ち帰ったのは今朝が初めてである。
 ビョウタケの仲間は子嚢の頂部に蓋はなく、頂部はやや厚みがあり子嚢胞子を放出する穴があいている(e)。チャワンタケの仲間多くが子嚢胞子を放出するための蓋がついているのと対照的である。両者ともに、水でマウントした状態で観察しても穴や、蓋をみることができる。メルツァー試薬を加えると明瞭に子嚢頂部の穴の壁が鮮やかな青色に染まる。
 ハンノキのキンカクキンは関東地方では、例年2月頃に発生の最盛期を迎えるようだ。過去の雑記をみると、今頃いつも観察している(雑記2005.2.23同2004.2.7同2003.2.5)。

日( )
HOME