2006年2月27日(月)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 今の時期、遠州灘の浜ではドングリタケ属とケシボウズタケ属が多数みられる。いずれも、頭部だけを砂の上に現している個体が多い。見慣れないと、ちょっと見ただけでは、どちらもほとんど同じようにみえてしまう(a〜f)。
 両者ともに扁平気味の類球形をしている。しかし、ドングリタケ属(a〜c)はたいてい円錐形気味の形をしているが(b)、必ずしもそうとは限らない(c)。それに対して、ケシボウズタケ属はというと、たいてい類球形から扁球形をしている(d〜f)。
 ドングリタケ属は柄をもたず、ケシボウズタケ属には柄がある。しかし、ケシボウズタケ属の中には、柄と頭部が容易に分離してしまう種がある。すると、まるでドングリタケ属のようにみえる。だが、柄と分離したケシボウズタケ属には、頭部の裏側を見ると必ず柄の痕跡がある。また、ドングリタケ属の外皮は一般にとても堅い。

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