2006年4月28日(金)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(a')
(a')
(b')
(b')
(c')
(c')
(d')
(d')
(e')
(e')
 昨日の朝はハルシメジの胞子で遊んでしまったために、ヒダや傘表皮などみる時間的ゆとりがなかった。今朝はそのハルシメジを使ってヒダ、担子器、傘表皮などを観察した。上段は水だけで封入し、下段はカバーグラスの脇からフロキシンを加えたものだ。
 ヒダの断面を良い状態でみるには適度な厚さに切らねばならない(a, a')。一般的に薄すぎて困ることはあまりない。しかし、あまり薄すぎるとカバーグラスの重みや、余分な封入液を濾紙などで吸い取ると形が崩れてしまう。逆に厚すぎるとヒダ先端や子実層などがよくわからない。そうはいっても、適度な厚みに切り出すのは意外と難しい。
 担子器の基部の観察はやはりKOHでバラして観察するのが楽だ。しかし、そのままでは透明でとても見にくい(d)。フロキシンで染めると観察が楽になる(d')。傘表皮は菌糸が平行に走っている(e)。これにKOHとフロキシンを加えたら、組織がバラバラになってしまった(e')。
 傘と柄をもったきのこでは、胞子だけではなく、ヒダやら傘表皮などをカミソリで薄切りにして観察をしなくてはならない。アセタケの仲間などのように、柄の表皮も観察しなくてはならないものもある。薄切りがへたくそな弁解になるが、ケシボウズの顕微鏡観察にカミソリはいらない。もっぱらピンセットと柄付き針さえあればよいのだから。

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