2006年6月15日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 数個体を使って一晩試みたにもかかわらず、ハナオチバタケの胞子紋はほとんど落ちなかった。いずれもまだ若い菌ばかりだったのだろうか。数は少ないがとりあえず、胞子の姿はわかる。フロキシンを加えると見やすくなった。
 ヒダ切片は予測通りうまく切り出すことはできなかった(a)。それでも何とかヒダ実質の様子はわかる(b)。ヒダの先端には面白い形の縁シスチジアがある(c)。バラして(d)、フロキシンで染めてみた(e)。箒状というより、モグラの手、あるいはツメの伸びきった足を見ているようだ。
 菌糸にはクランプがある(f)。側シスチジアは単純な姿をしている(g, h)。傘表皮は傘肉と明瞭な組織的違いが見られる(i)。これも倍率を上げてみると、縁シスチジアと同じような箒状の組織が無数に見られて面白い(j〜l)。なお、KOHで封入すると黄褐色になる(k)。

日( )
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