2006年7月12日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 このところ、近場の公園や雑木林、笹藪などでロウタケをよくみる。目に付くのは汚肌色で、たいてい小さな虫がうようよしている。若い菌では、食べ残したヨーグルト、あるいは腐った牛乳を、草の根本にかけ捨てたようなすがたをしている(a〜c)。こんなものを初めてみたら、とてもきのことは思えず、手を出すのを躊躇してしまうだろう。
 それを久しぶりに持ち帰ってきたので、とりあえずに胞子紋をとった。水(d)、メルツァー(e)、フロキシンで染め(f)て見た。グニャグニャなので子実層を切り出すのは案外やっかいだ(g)。倍率をあげると担子器が見えたが、未成熟かつ透明なために目が疲れる(h)。
 あらためて成熟していそうな部分から子実層を切り出してフロキシンで染めた。担子器や側糸のようなものが多数みえる(i)。4つの部屋に分かれた担子器からは、それぞれの部屋から各々一つ担子柄が伸びる(j〜l)。この担子器をみると、シロキクラゲ科だと納得できる。シロキクラゲの担子器などとよく似ている(雑記2003.9.28同2006.6.14)。

日( )
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