2006年9月26日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 例年ならきのこ最盛期というのに、ここ関東地方ではきのこの影が薄い。先週の日曜日に持ち帰ったきのこがまだいくつか残っているので、今朝はそのうちからワタカラカサタケのように見えるきのこ(a, b)を調べてみた。冷蔵庫に保管したおいたものをみた。
 この仲間は外見だけでは判断を誤りやすい。胞子紋は白色。最初に水で封入したが目が疲れる(c)。フロキシンで染めると明瞭になった(d)。偽アミロイドである(e)。
 持ち帰って日にちが経っていることもあり、ヒダ切り出しはなかなかうまくいかない(f)。子実層托実質は並列型(g)。ヒダの縁には偽担子器のようにも見える縁シスチジアがある(h, i)。担子器の基部にはクランプを持つものが多かった(j)。傘上表皮は匍匐性のもの(k)やら、立ち上がって絡み合ったようなものが混ざり合っている。ワタカラカサタケとしてよさそうだ。

日( )
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