2006年11月1日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 上野公園では東京都美術館でダリ回顧展をやっている。そのすぐ前の林で、小さなムラサキシメジが菌輪をなしていた(a, b)。さらに、不忍池に向かう坂道の途中では、斜面の倒木にキララタケが多数でていた(c, d)。ふと脇に目をやると、ペンキをこぼしたような鮮やかな青色のものがみえた(e, f)。小枝や落ち葉の上に広範囲に広がっている。
 青色のコウヤクタケ型の菌を検鏡してみた。材に着いていた部分を切り出すと三層からなっていた。表面は青色、その直下は透明、材に付着していた部分は茶褐色をしている(g)。表面には子実層らしき組織があるが、担子器や胞子はみられない。先端が不規則に分岐した樹枝状の組織で被われている(h)。3%KOHでバラしてみると姿が明瞭になった(i)。菌糸は三層のどの部分にもクランプがみられる(j〜l)。アイコウヤクタケらしい。

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