2006年11月14日(火)
 
標本までもが・・・
 
 このところ顕微鏡はもっぱらコケ観察でしか使っていない。コケ標本を保管するスペースを確保するため、きのこ標本を整理していたら、プラスチックケース一箱分の標本がダメになっていることに気づいた。今年の暑さのせいだろうか、カビと虫にやられていた。
 
 
 
コケ
コケ
コケ
コケ
ハラタケ目
ハラタケ目
ハラタケ目
ハラタケ目
ケシボウズ
ケシボウズ
ケシボウズ
ケシボウズ
 春先に交換した乾燥剤はすっかり色が変わっていたし、樟脳はすっかり消えていた。これでは、内容物がダメになるのも当然だ。ケシボウズ以外の、多くのハラタケ目を捨てるハメになった。例年だと年に2回ほど乾燥剤と樟脳を入れ替えればよかった。
 新産種として報告しようかどうしようか、そう思いつつ放置していた多くの標本を廃棄することになった。200種ほど捨てた。残ったのは文字による記録だけである。標本のない記録には何の価値もないので、記録そのものも一緒に捨ててしまった。

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