2007年1月5日(金)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 元旦の外房海浜はひどく乾燥していて、4〜5日前の雨が嘘のようだった。いつもなら見られるドングリタケ、ウネミケシボウズタケは影も形もなかった。ただあちこちにウサギの糞があり(a)、よくみると干からびたハチスタケがついていた(b)。
 ルーペで拡大してみるとハスの実というより、円錐状の疣を多数帯びたボールのようだ(c)。二つに切ってみた(d, e)。丸くて肌色の子座の中に、子嚢殼が埋まっている。子嚢殼の中には多数の子嚢が入っているが、それ全体は袋に入っている。
 二つに切ったものでは、左側(c)には袋がみられ、右側(d)には、子嚢殼の硬い最外皮が凹んで見える。袋の中を顕微鏡で見たが、既に子嚢はほとんど崩れてしまっていて、スリットを持った胞子しかみられなかった(f)。子嚢頂端のアミロイド反応や子嚢の姿は、過去に何度か取りあげてきたので、視点を変えて遊んでみた(雑記2004.11.1同12.29同2005.11.26)。

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