2007年5月17日(木)
 
画像処理の練習 (1)
 
 今朝は珍しく、画像処理ソフトの初歩的機能の練習をした。いくつもの画像を一枚に合成したり、フィルターを使ったり、ゴミ掃除などは苦手なので、ふだん利用することは滅多にない。画像処理ソフトで日常使う機能といったら、トリミングと縮小機能くらいだった。
 
 
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 練習用素材として使ったのは、今月11日にさいたま市の見沼自然公園で束生していたコザラミノシメジ?だ(雑記2007.5.12)。使ったのは、12日の朝撮影した写真ばかりだが、切り抜きとかレイヤー機能、ピクセル数とプリントサイズの統一などを練習した。
 画像処理の知識は、先に千葉でF博士から教示されて初めて知ったことばかりだ。これまでは、視力のことやら、面倒くささが先にたって、処理ソフトの諸機能は知らないままだった。最終のプリントアウトはすべてWordに頼っていた。しかし、Wordで処理した画像は、お世辞にも綺麗とはいえず、修正指示などが入った場合、ゼロから作り直す必要があった。

 コザラミノシメジのヒダは「湾入上生」とされているらしい(a)。湾生や離生っぽいものもあったが、あいにく撮影していなかった。胞子の観察には、ふだんカバーグラスに採取した胞子紋を使っている。まず対物40倍(総合倍率 400倍)で観察する(b)。
 直接メルツァー液で封入すると、背景が褐色となって見にくいことが多い。そこで、ていねいに見るときは、エタノールやKOHを使い、「前処理→水洗→試薬」と処理している。今朝は、背景の褐色を画像処理ソフトで消した(b, c)。前処理の有無で色が異なる(b〜d)。
 四つの個体から、それぞれ一枚ずつヒダ切片を切りだした。ふだんはそのうちから1枚をアップするだけだが、これも一枚に合成してみた(e)。色調の調整やらゴミとりはやってない。画像処理は意外と時間がかかるので、今朝はここまでしかできなかった。


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