2007年7月26日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 22日に三重県の海岸から持ち帰ったアカハツは、現地でヒダに一本の切れ込み傷をつくっておいた(a)。今朝4日ぶりに冷蔵庫から引っ張り出してみると、傷口はすっかり緑青色になっていた(b)。帰宅後直ちに採取しておいた胞子紋から、胞子を観察してみた。
 最初にドライ(c)、次にメルツァー(d)で封入した。ここまでは何ということはないのだが、うがい薬のイソジンで封入(e)してみた。水で封入した場合とほとんど変わらない。よく知られるように、ヨウ素の入ったうがい薬は、たいていメルツァー試薬の代用となる。
 イソジンなどのヨウ素入りうがい薬は、多くの場合メルツァーの代用品としてかなり強力な助っ人となる。子嚢菌では広範囲にアミロイド反応を確認できる。担子菌でもかなり有効であるが、チチタケ属ではほとんど役にたたない(雑記2003.12.19)。

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