2008年7月22日(火)
 
邦訳書籍はありがたい
 
 昨日は、「不在配達票」の入っていた荷物を、4〜5件受け取るため、ほとんど外出できなかった。中には、何度もの不在配達が重なり、保管期限ギリギリの物もあった。昼前後に立て続けに配達された。幸いにも生ものや壊れ物はみな無事だった。

 受け取った配達物のなかには amazon.com から購入したジュディス・E・ウィンストン[著] 馬渡俊輔・柁原 宏[訳]『種を記載する−生物学者のための実際的な分類手順』もあった。以前、どうしても分類の論文モドキを書かねばならず、何人かの専門家に相談した。その折りに、是非とも読むようにすすめられた書籍が2点あった。それは以下の英文書籍だった。

(1) Robert A. Day et al. "How to Write and Publish a Scientific Paper" 5th. edition, Cambridge University Press, 1998
(2) Judith E. Winston "Describing Species: Practical Taxonomic Procedure for Biologists", Columbia University Press, 1999

 両書とも典型的な「ハウツー本」で、科学的論文の書き方や、種の記載の方法などについて、比較的平易な英語で、素人にも分かるように、具体例をあげて詳細に解説されていた。しかし、やはり外国語でかかれたものは、そのまますんなりとは頭に入ってこなかった。
 上記の(1)については、邦訳はないが、準ずるものとして、酒井聡樹著『これから論文を書く若者のために』(共立出版、2002)などがある。(2)については、これといった手頃なものがなかった。この邦訳がついに出たわけだ。[2008年6月30日発行]
 訳者代表の馬渡俊輔氏は「動物分類学の論理−多様性を認識する方法−』(東京大学出版会、1994)や、『菌類・細菌・ウイルスの多様性と系統』(裳華房、2005)を含む「バイオディバーシティ・シリーズ」の監修者の一人としてもよく知られ、分かり易い日本語に仕上がっている。定価は本体7,800円とやや高価だが、内容はすばらしい。あらためて、じっくり読んでみようと思う。

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