2008年8月4日(月)
 
急激な腐敗進行
 
 昨夜は暑くてなかなか眠つかれず、Yahoo!オークションをぼんやりと眺めていた。ルールでは、締切までの残り時間が5分を切っても、新たな入札があるとさらに5分延長される。いったいいくらで落札されるのかに興味があって、あるクラシカルな音響機器をみていた。残り30秒ほどという時に入札があり何度も締切延長となった。結局、元々の締切時間から15分ほど後になって、それまでの倍近くの価格で落札されていた。いつの間にか4日(月)になっていた。

 土曜日に採取したきのこはとりあえず冷蔵庫の野菜ケースに放り込み、昨夜になって、胞子紋とりの処置をした。イグチ類、テングタケ類、ベニタケ類、その他計10点あった。直ちに検鏡できるよう、カバーグラスに直接きのこの傘の断片を載せて蓋をした。
 相変わらず寝付けないので、胞子を検鏡しようと蓋をとると、異様な臭いに鼻が曲がりそうだった。イグチ類、テングタケ類から液汁がでて、たくさんのウジ虫がはい回っていた。結果として胞子紋はほとんど落ちず、白色〜茶褐色の液汁ばかりがカバーグラスを浸していた。
 ヤシャイグチ、ヤマイグチ、アワタケ、ニガイグチモドキなどは、すでにかなり腐敗が進んでいた。複数個体採取したものは、比較的状態のよい個体を直ちに乾燥に回したが、多くの標本は廃棄するしかなかった。冷蔵庫に入れておいても半日も持たなかったことになる。猛暑の時期のイグチ類やテングタケ類は傷みが早い。今夏はこういったケースがとても多い。


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