2008年10月27日(月)
 
キリノミタケ:奈良県
 
 奈良県の菌類調査に参加してきた。谷の急斜面でキリノミタケをみることができた(a〜f)。フィールドでキリノミタケをみたのは初めてのことだった。きのこの姿は以外と大きい。開く直前の姿は高さ6〜10cmほどあり、裂開し各片が展開した状態では径6〜8cmほどあった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 裂開した片の断面は、肉眼で見ても子実層、子実層托、托外皮が明瞭にわかり(g)、ルーペでも肌色で長い子嚢を持った子実層がよくわかる(h)。黒褐色をした托外皮は、まるでモモやビワなど果物の皮のように、簡単に剥くことができる(i)。低倍率の顕微鏡でも、バナナ形の胞子は大きく(j)、いくつも繋がったソーセージの先に爪楊枝をつけたような側糸も興味深かった(l)。
 標本から1cm四方を切り出して噛んでみた。臭いはほとんどない。サクっとした歯触りだ。生のキノコ片をそのまましっかり噛んで飲み込んだ。味は感じない。翌朝、別に胃にも違和感もなく、便も正常だ。とりあえずは毒茸ではなさそうだ。

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