2009年4月28日(火)
 
凍てついたシャグマアミガサ
 
 昨日の日光は、前日の降雪と吹雪で道路や径には大きな木の枝が散乱していた。早朝はまだすっかり雪雲の中で、嵐のような強い風と舞う雪で、しばしば歩行困難となった。頭上からは音を立てて折れた枝が落ちてきたり、目の前を飛び交った。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 モミの森はすっかり雪に覆われ、シャグマアミガサタケは凍てついて縮み上がっていた。脚を踏み入れた時は、すっかり雪に覆われて絶望的だったが、目をこらしてじっと見ていると、次々にシャグマアミガサタケが見つかった。多くはわずかに雪上に独特の色を曝していた。掘り出さないと分からないものばかりではなく、雪上に顔をだしたものも数十個体見つかった(a〜d)。
 午後から時折晴れ間も出始めたので、雪の少ないカラマツ林を歩いた。ここでは、オオシャグマタケが姿を現していた(e, f)。アミガサタケ、テンガイカブリタケ、オオズキンカブリタケなどはまだひとつも見あたらなかった。この日はやけにシカが多かったが、35mmマクロレンズしか持っていなかったので撮影はできなかった。気温が低く風が強くて、終日とても寒い一日だった。

日( )
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