2009年5月14日(木)
 
再びシロキクラゲ
 
 先日狭山市で多くのシロキクラゲに出会い、一部を持ち帰っていた(雑記2009.5.11)。プラスチックケースに入れて冷蔵庫に保管してあった。まだ生の時とほとんど変わらない状態を保っていた。検鏡用に一部を自然乾燥しておけばよかったと思った。
 ほかのきのこと違ってキクラゲの仲間は野外での観察だけでは不十分だし、乾燥機などは使わずに、自然乾燥をしなくてはならない(同2006.5.10同2006.1.26)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 胞子は大きなソーセージ形(b)。材に付いたまま実体鏡の下で薄切りにして、フロキシンを加えてKOHで封入した(c)。独特のイチジク形担子器が4本の長い柄を伸ばしている(d)。軽く押しつぶしていくと、担子器の姿がさらに鮮明にとらえられた。菌糸にはいたるところにクランプがある(f)。乾燥したコチコチパリパリの状態からの方が、薄切りはずっと楽だ。

日( )
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