2009年6月25日(木)
 
死体脇のキノコ
 
 多摩湖畔の緑地にHebeloma(ワカフサタケ属)のきのこがでていた(a〜c)。22日にも同じ場所に新しいきのこがでていた。この日はひどい雨のため、現地で撮影できず自宅で泥にまみれた個体を撮影した(d〜f)。そういえばこの場所は何度も猫やネズミの死体をみたところだった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨日、22日採取の個体を調べたところ、12日に採取した個体とミクロの姿はほぼ同一で、同じシロから発生したものだろう。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせてフロキシンをかけてヒダの縁をみると、縁シスチジアが多数みえた(h, k)。次いでヒダを切り出して(i)、側面をよく見ると側シスチジアもある(j, l)。先日も泥にまみれた小さなオリーブサカズキタケの観察に難儀したが、形が大きくても泥にまみれたきのこの観察は辛いものがある。

日( )
HOME