2009年7月2日(木)
 
傷ついたキヌガサタケ
 
 友人から「キヌガサタケが発生したので行らっしゃいませんか」と声をかけられたので、早朝出向いてみた。あいにく開いた状態の個体はなく、タマゴも非常に少ない。何とか数個のタマゴを見つけたが、一つはまだ全く未熟、今にも開きそうな二つも傷ついたり踏みつけられていた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 上半部の1/4ほどをえぐり取られたタマゴを観察することにした。20分ほど待つと頭部を現した(a)。やがてマントを少しずつのばし、さらにそれを広げて完成形となるまでに、およそ3時間ほどかかった(f)。傷ついて千切れた側のマントはきれいに広がることはなかった。踏みつけられてペシャンコになったタマゴも、少しずつ厚みを増し、いじけたような姿ではあったが、マントを広げた。当初弱かった臭いが、マントが広がるにつけ強くなった。

日( )
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