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早朝の湿原でミズゴケタケ(a, b)とキミズゴケノハナ(d〜f)に出会った。ミズゴケタケは肉眼的にミズゴケタケモドキとの区別が困難だ。胞子を見ないと判定は難しい(c)。さらにミズゴケからは未報告種のケコガサタケ属菌もよく発生する。 目の前にきのこをつけたミズゴケが見えていても、たいていはたやすく近づくことはできない。撮影したり採取するには、手の届く範囲に出ているものを見つけるしかない。そこで、遊歩道脇を重点的にこまめに見たり、やや乾燥気味の高層湿原の端をていねいに見て歩いた。いずれも小さなものばかりで見落としやすい(雑記2005.5.25)。 |
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詳細な地形図(1/25,000)上に名もなき小さな湿原を見つけても、近づくまでが一苦労だ。登山が目的ではないので、最寄りの地点まで林道を走る。おのずと悪路の林道を走り、深い藪をこいだり獣道を歩くことになる。かつての登山経験が役に立つ。GPSは必需品。 林道を走っているとにわかに悪路となり、道を草木が覆い被さるようになる。心細い思いで走っているとやがて終点。おっかなびっくりバックで戻ったり、はらはらしながらUターン。心臓によくない。なんとか、車を駐めて歩き出したまではよいが、いつまでたっても湿地や沼地に到達できない。何度もすごすごと引き返した。昨日は終日この繰り返し、あぁくたびれた。 |
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